ここではサスケの特徴的な機能である「リードソース」と「履歴グループ」の違いについて説明します。
違いとしては大きく、表示される箇所と登録できる回数に違いがあります。
概要と活用シーン
リードソース
顧客テーブルでは管理仕切れない、特定の分類に対して項目管理することができる機能です。
1人の顧客に対して同一リードソースを何度も登録できないため、「一度きりの情報」を記録する用途に適しています。
・例)「展示会アンケート」や「セミナー来場」など
※時系列での履歴管理はできないため、流動的な情報管理には適さない
※複数登録ができないため、特定の情報のみを記録する用途に限定される
履歴グループ
特定の意味を持つ履歴を記録するための機能です。
例えば「資料請求」や「商談内容」など、事前に定義された内容の履歴を記録することで、一覧や絞り込みなどがしやすくなります。
時系列ごとに情報を残すことができるため、『問い合わせ』や『サポート履歴』などの記録に適しています。
※ステージ管理(進捗の管理)には対応していないため、案件の進捗管理には不向き
※複数の情報が登録出来る利点の代わりに、履歴グループの一覧に入ると『履歴グループの延べ数』として表示されてしまう
例)インターパークという会社に10個履歴グループを登録すると、履歴グループの一覧には10件インターパークが並んでいる状態となる。
登録方法
リードソース
一括登録
一括登録 (CSV登録) | 一括登録よりCSVでリードソースを登録することが可能です。 |
履歴の一括登録 | 一覧画面から対象の顧客に対して、一括でリードソースを登録することが可能です。 |
個別登録
顧客詳細画面の右上にあるプルダウンより、リードソースを選択し、追加することが可能です。
履歴グループ
一括登録
一括登録よりCSVで履歴グループを登録することが可能です。
個別登録
顧客詳細画面の「全対応履歴」タブから登録したい履歴グループを選択していただくと、登録ボタンが表示されます。こちらをクリックしていただく事で入力画面が表示されますので、登録を行う事ができます。
表示箇所
リードソース
右上に緑色のバーとして表示されます。
履歴グループ
右下の対応履歴と同じ場所に時系列順に表示されます。
検索
リードソース
リードソースごとに検索 | 左メニュー>「リードソース」より各リードソースごとに一覧を表示することが可能です。 |
登録されているリードソースを検索 | 一覧の詳細検索>顧客基本情報タブより、登録されているリードソースを検索することができます。 ※リードソースの詳細検索は各リードソースのリストから可能です。 |
履歴グループ
履歴グループごとに検索 | 左メニュー>「履歴グループ」より各履歴グループごとに一覧を表示することが可能です。 ※登録された履歴グループを全て表示するため、同一顧客が複数回表示されます。 |
登録されている履歴グループを検索 | 一覧の詳細検索>顧客基本情報タブより、登録されている履歴グループを検索することができます。 ※履歴グループの詳細検索は各履歴グループのリストから可能です。 |
できること
リードソース
ステージ設定 | 顧客の追客ステージを設定することができます。 設定したステージはTOP画面にも表示されます。 |
履歴の一括登録 | 一覧画面から対象の顧客に対して、一括でリードソースを登録することが可能です。 |
まとめ
比較表
項目 | リードソース | 履歴グループ |
概要 | 顧客に対して「1回のみ」登録できる分類管理機能 | 特定の意味を持つ履歴を「複数回」登録できる機能 |
活用シーン | ・常に最新の状態を保持したい情報 ・一度きりの情報 例:展示会などの接触記録、セミナーアンケート | ・問い合わせや商談など繰り返し起こる事象の履歴管理 例:資料請求、商談履歴など |
時系列管理 | ×(不可) | ○(時系列順に記録表示が可能) |
登録回数 | 同一リードソースは1回まで | 複数登録可能 |
表示箇所 | 顧客詳細画面の右上、緑色のバーに表示 | 対応履歴と同様に、右下に時系列で表示 |
検索・抽出 | 左メニュー > リードソース から一覧表示可能 | 左メニュー > 履歴グループ から一覧表示可能 |
向いている用途 | 一度限りのアンケート記録や展示会などでの新規接触 | 繰り返し起こる活動や連絡の記録 |
できること | ・履歴の一括登録 | ×(複数登録ができる機能のため、リードソースのように一括で割り当てることはできない) |
ステージ管理への適正 | ○(ステージごとの進捗管理が可能) | ×(ステージごとの進捗管理は非対応) |
💡用途に合わせて使い分けることで、より効率的な顧客対応、顧客管理が可能になります。